教習所の第一段階ってなに?技能って?教習所の仕組みを徹底解説!

運転免許を取ろうとしている方は、教習所のホームページを見てみたことがあるでしょうか。教習所のホームページには「教習は第一段階と第二段階に分けて行う」とか「教習には技能の時間と学科の時間がある」など初めて見た人にはよくわからない言葉が並んでいます。

そこで今回は「第一段階第二段階ってなに?」や「技能って具体的にはなにをするの?」といった疑問を一つ一つ解消していきたいと思います。

そもそも運転免許を取得するまでの流れって?

運転免許は、まず教習所で第一段階の教習を終え、次に第二段階の教習を終えて教習所を卒業した後、決められた運転免許センターに行って学科試験を受けて合格すれば取得できるという流れになっています。第一段階では運転をするための基礎知識を学ぶことになっており、第二段階では実際に路上に出て運転するための知識や運転技術を学ぶことになります。

第一段階の教習を終えた時点で仮免許学科試験・修了検定があり、それに合格すると仮免許を取得することができます。この仮免許を持っていないと公道での教習はできないので、第一段階の教習は全て教習所の敷地内で行われることになります。

仮免許を取得して第二段階に進み最後まで教習を受けると、今度は卒業検定を受けます。この卒業検定は実際に運転をする試験があるだけで学科試験はありません。これに合格すると無事に教習所を卒業できたということになり、指定された運転免許センターで学科試験を受けて合格するとようやく運転免許を取得することができるということです。

教習には何種類あるの?

「教習には学科と技能の2種類がある」ということを耳にしたことのある人は多いかもしれません。具体的に学科と技能で教習がどのように違うのかというと、まず学科は学校での授業のように大きな教室に座って前に立った教官の話を聞くという教習になります。

この時寝ていたり、携帯をいじっていたりすると、後ろから監視している教官に見つかって同じ授業をもう1時間受け直させられるので、しっかりと教官の話を聞くようにしましょう。技能の教習では実際に教習車に乗って運転をしていきます。

初めのうちは何をどうしていいか全くわからないと思いますし、運転は一歩間違えれば大事故につながりかねないので助手席に座った教官の指示を聞くようにしてください。

第一段階の学科・技能では何を学ぶの?

第一段階の学科では道路で運転をするために必要な知識を学んでいきます。

全部で10時限の授業を受けなければなりませんが、第1回の授業さえ受ければ、あとの第2回から第10回までの授業はどの順番で受けても構いません。

参考までにどのような内容の授業を行うのかを挙げておくと、基礎中の基礎である「運転者の心得」や運転をする上で必ず知らなければならない「信号」や「標識・標示」、基礎的な交通ルールである「追い越し」や「進路変更」などについて学んでいきます。

第一段階の技能では教習所の敷地内で車の基本的な操作や基本的な走行を学んでいきます。MT車の場合は最短15時限、AT車の場合は最短12時限で終わらせることができますが、教習をしてみて教官が「この生徒はこの項目をマスターできていないな」と思った場合には教習の受け直しをしなければなりません。

学科の場合は全く頭に入っていなかったとしても真面目に授業を受けてさえいれば学科を受けましたという意味でハンコを押してもらえるのですが、技能の場合はしっかりとその時間に教えられた技術をマスターできていなければハンコをもらうことができないので注意してください。

第二段階の学科・教習では何を学ぶの?

第二段階の学科では第一段階の学科の内容よりも応用的な内容を学んでいきます。中には人体模型を用いて応急処置を実践してみたりAEDを実際に使ってみるといった授業もあります。また技能と学科が合わさった授業も実施されます。

それは「危険予測ディスカッション」と呼ばれる授業で、3人1組となって交代で運転した後に教官を交えながら「運転するときにしっかりとカーブミラーを使って確認していてよかった」とか「自転車が前にいる時に無理やり抜かしたのはよくなかった」といった意見交換をするという授業になっています。

この教習中には自分が運転をしている姿を撮影するので、客観的に自分の運転を見ることができる授業でもあります。学科は全て合わせて16時限受けなければならないのですが、すでに二輪免許を持っている場合には1時限で良いということになっています。

第二段階の技能では、第一段階の技能と異なり基本的には路上で教習を行います。路上での教習は最初は緊張しますが、次第に慣れていくので安心してください。第二段階の技能教習には高速教習というものがあります。これは2人1組となって交互で高速道路を運転してみるというものです。

教習所の中で運転していた時よりはるかに速いスピードで走らなければならないので、少し怖い思いをする方もいるかもしれませんが、実際に免許をとってからは高速道路を使わないわけにはいかないのでこの時にしっかりと練習しておきましょう。

第二段階の技能はATとMTで受けなければならない教習の時限数に違いはなく、どちらも19時限受けなければなりません。また技能の場合には二輪免許を持っていたとしても受ける時限数が減ることはありません。

第一段階後の修了試験と第二段階後の卒業検定ではどんなことをするの?

第一段階の技能と学科の教習を全て受けると、先ほど言ったように修了検定を受けることができます。修了検定は教習所内のコースを教官の指示通りに走っていき、それまでに習ったことがしっかりとできているかどうかを確認していきます。

これに合格し、マークシート式の仮免許学科試験に合格すると仮免許を取得することができるのですが、修了検定に合格するコツはあるのでしょうか?あるとすればそれは「失敗をひきづらない」ということです。修了検定中には「クランク」や「S字カーブ」と言った狭い道路を通過しなければなりません。

狭い道路ですので、うっかり縁石にタイヤがぶつかってしまうこともあるかもしれません。そんな時にパニックになって急にアクセルを踏んでしまったり、急いでバックして今度は車の後輪が縁石にぶつかってしまったりすると最悪の場合不合格になってしまうことがあります。

とにかく何か失敗をしても落ち着いて対処することが大切です。

第二段階の技能と学科の教習を全て受けると今度は卒業検定という教習所を卒業するための実技試験を受けます。この試験では実際に路上を走ってみて、その場その場の状況に応じた運転ができるかどうか、危険を予測することができているかが試されます。

さらに路上を走った後は教習所内で、縦列駐車か方向転換のどちらかを行います。路上での走行と教習所内での走行どちらも問題ないと判断されると無事に合格です。